どうもこんにちわ、モメナスです!!
今日は東日本大震災から10年ですね
もう10年か、まだ10年か、これはひとによってさまざまかとおもいます
当時おしくもなくられたかた、大切なひとをなくされたかた、いまも悲しみと戦い続けているかたにはお悔やみ申し上げます
3.11当時のモメナス
当時、ぼくはたまたま出張で東京にきていました
震災があったとき、同僚とふたりで会議室で打ち合わせをしていました
すると突然大きくゆれて、これはただ事ではないとおもい同僚と会議室をでました
まだ揺れがおさまっていなかったので、社内の人間はまだ逃げ出さずに机の下などにかくれているようでした
隠れたほうがよいか、逃げたほうがよいかと考えていると、同僚がエレベーターを設置する地盤はしっかりしているから安全ときいたことがあるというので、ふたりでエレベーターホールに向かいました
もちろんエレベーターホールにもひとっこひとりいません
ぼくと同僚はどうしていいかわからず、とりあえず何かにつかまりたいとエレベーターに大の字にひっつきました
そうしていると次第に揺れがおさまり、社内の人間が次々と非常口目指して走り出しました
ぼくと同僚は揺れが収まってもどうしてよいかわからず、しばらくエレベーターにひっついていました
すると非常口をめざして走ってきた数十人の社員たちが全員、ぼくと同僚の前でぴたりと止まりました
そして少しの間の沈黙のあと、ひとりの上役が
お前たち、なにやっているんだーーーーーーーーー!!
と、ぼくたちに大声をあげて、そのまま走り去っていきました
そのことばで、ぼくたちは「本当になにやっていたんだ」とおもいながら、急いで非常口から逃げました
あとで聞くと、みんなぼくと同僚の行動が本当に理解できなくて、地震のパニックとあわさって思わずフリーズしてしまったようです
ぼくたちもパニックしてたとはいえ、もしかしたらフリーズさせたことで、助からなかった命があったかもしれないと思うとぞっとします
いかに冷静でいることが、自分、他人の命を救うことになるかということを痛感しました
3.11において地方で残念に思ったこと①
3.11のような大規模な災害においては人間の資質がよくあらわれます
災害発生時は都内にいたぼくも、数日たつと電車も復旧したため、当時住んでいた北陸に戻りました
ぼくが住み、仕事をしていた地域は幸いにもほとんど被害なく、すぐに通常どおりの日常に戻っていました
ただぼくは都内からなかなか戻れなかったのですが、その間も仕事はいつものように動いていました
ぼくは取引などに事情を説明し、いくつかあった商談を延期してもらったのですが、なかにはどうしても待てないという取引先がいました
自分たちには関係ないから、早く来い、というのです
これを本気で言っていたので、ほとほと愛想がついたのを覚えています
幸い復旧が早い新幹線があったので、急いで飛び乗って帰り、商談には間に合いましたが、こちらからお断りました
どうしてもその方とその先お仕事をする気にはなれなかったので
3.11において地方で残念に思ったこと②
震災後、福島で起きた原発問題のため、たくさんのひとたちが他県へ避難されていました
ぼくが住んでいた北陸地方にも避難されたひとたちがやってきました
最初は地元のひとたちも、大変だったね、などといいながら励まして、時には食事の差し入れなども行っていました
しかし避難された人たちがなかなか帰れず、1年、また1年と居続けるようになると、次第に不満を漏らすようになっていました
あの人たちはいつまでいるんだ
(住民税などの)税金もはらっていないのに、どうして支援を受け続けられるのか
あの人たちが受けている支援は自分たちの税金からでている
などといった不満が次々と言葉の端々にでてくるようになりました
明らかにフラストレーションが決壊寸前に至り、避難していたひとたちは他所の土地へ移っていきました
このことは非常に残念に感じたのを、印象深く覚えています
きっとこの不満を言っているひとたちは自分たちが被災したら、そんなことをいう地元民に対してきっと反感の気持ちをもつでしょう
自分がそういう立場に立ってみたらという想像力に欠けていることがすごい悲しかったです
まとめ
地方で残念におもったこととしましたが、これは地方だけでなくて全員にいえることかもしれません
当事者にならないとわからないことっていっぱいありますね
そりゃそうなんです
自分が経験していないことを、わがごとのように考えるなんて、非常に難しいことです
でも少しだけでも相手のことを想像することができたら、ちょっといい未来があるかもしれません
震災なんてなければよかったです
でも実際にはおきてしまった、おきた以上はそこから何かを学ばなければなりません
ぼくはあれから玄関に防災キットを置いておくようにしています
小銭をいれておくようにしています
前からお伝えしているとおり、ぼくは現在東北に住んでいます
先日の地震もかなり揺れましたが、真っ先に防災キットをもって逃げる準備をすることができました
亡くなったひとたちにあためて哀悼の意をささげるとともに、大切なことを教えてくれたことに感謝を申し上げます
でわ、また
ありがとうございました
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